12月13日は日帰りで、名古屋レッスンでした。
趣味志向の方と、プロ志向の現役バンドボーカリスト達のレッスン。。。
いつもこちらが刺激を受けます。
趣味志向の方を紹介。
最初の頃より、ぐんと精度が上がった「息モレのあるウラ声」と「息モレの無いウラ声」！
そして実に凄いのは「イ」や反転母音の「アェ」等で、１オクターブを行ったり来たりする音型の時、中音域を難なく発声出来る事。
そう、なんだかんだと少しミックスボイスっぽい感じで発声できます。
もちろんボリュームアップしたりしたらガクっとはまだなりますが、まだ初めて数回のレッスンでこれは上出来です。
大抵は「真ん中のド」の上の「ミ」「ファ」辺りは、低音から上がってくると、低音でのオモテ声をそのまま引きずり、重たくなったりして「張り上げる」感じになるか、「音がぶら下がった」感じになり、なんとも気持ち悪く、その上には行きにくい事が多いのですが、この生徒さんの場合は全くそういう状態にはならず、私のほうが最初のレッスンでビックリしたくらいです。
「息モレのあるウラ声」や「息モレの無いウラ声」を最初は苦戦していたので、この中音域をキレイに通過出来る事は予想してませんでした。
本当に「人による」と実感します。。。
だからレッスンメニューは人それぞれ。
そしてレッスン当日の状態が更に加わるわけだから、本当に「生徒さんの状態をすぐさま把握する」という事がインストラクターに求められると改めて思います。
YUBAメソッドの音型はシンプルです。
トレーニング本に載せている音型はその７割くらい占めているいると思います。
これを生徒さんの状況によって選び抜き、組み合わせてみたり、分解して違った形にしたり。。。更にオリジナルの音型を使ったりと頭はフル回転です。
さて。この生徒さんは「歌が好き！」というのが本当に良く伝わってきますし、歌うととても「爽やかな声」で上手です。
欲を言えば、もう少し「無駄無く、省エネ」で歌えるハズ！という事で、換声点あたりの歌い方だったり、ちょっと張り上げているところだったりをアドバイスしました。
ん〜。とにかく爽やかな歌声です！ カラオケでは多分、「歌、上手いですね〜」と言われているハズ！
さてお次はバンドボーカリスト。
現役です！
オリジナル曲を殆ど彼が作曲していているそうです。
やはりバンドボーカルが持つ共通の悩みを持っていて、「声そのものの音質」「発声をどう曲に活かすか」「声量」「バンドをやっているから、発声をすぐ活かせないもどかしさ」等々で色々と考えているようです。
まだ数回のレッスン。しかも隔月とか、３ヶ月後だったりするので飛び飛びのレッスンです。
最初の頃は「息モレのあるウラ声」「息モレの無いウラ声」共に、「細い声」という感じで、高音は良く出るのですが、「息モレの無いウラ声」では途中、中音域で「息がもれる」状態に。。。
ですが今回は、精度が上がってました。
ただ、彼の目標はもっと高い！ 当然ですね。現役ボーカリストだから。
でもまずは第一歩ですよ！ これは大きいのです！ 今後に良い結果をもたらすでしょう。
「息モレの無いウラ声のオー」でしっかり声門（声帯）が閉まってきたので、これからもっと色々とやれそうです。
また今回は２時間のレッスン希望で，最後の１時間は気分を変えて「カラオケ屋」でレッスン。
普段歌っているのを聴いてアドバイスをして欲しいという事でした。
無駄に張り上げてしまうところを、「声門（声帯）を閉めつつポジションを変えずに息の量、スピードでコントロールする事」をアドバイス。
とにかく、焦らずに「声を育てよう！」とアドバイス。 本当に最後はそういう事です。
目標が高い程、本当に悩みます。 ましてや現役ボーカルだと焦りますよね。
私も何度落ち込んだというか、絶望的になったか。。。
私もまだまだまだですよ！ 換声点ショックを小さくしてきてましたが本当にスタート地点に立った感じです。
とにかく生徒さんや、独学している人皆に「腐るな」と言いたいです。 みんな通ってきた道ですから。
合っている方向で練習すれば本当に色々と効果が出て来ます！
頑張れ！
※ 写真掲載は生徒さんにOKもらってます。
最後に・・・歌えるその日までNever, Never Give Up!
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