高音を出したい!

mic mono (2)高音を出してカッコ良く歌いたい!

よくわかります!

私の生徒さんに、体験レッスンの時にYUBAメソッドのテキストの何を持っているのかを伺ったところ「奇跡のハイトーン」を持っている方のほうが圧倒的に多かったです。

さて、YUBAメソッド的に「高音域の開発」となると、低音域から「ア」や「マ」等でのスケール練習で単に行き来するというような事を優先としてません。 もちろん様々な母音でのスケール練習はしますが、もっと大切な事があります。

 

息モレのあるウラ声「ホー」/息モレの無いウラ声「オー」は高音開発に有効!

YUBAメソッドで頑張っている方なら、もうお分かりですね。

そうです定番の「息モレのあるウラ声ホー」と「息モレの無いウラ声オー」です。

今まであまり歌を歌って来なかった方、また歌って来たけれどあまりレンジの広い歌を歌って来なかった方はまず、声帯やそれに付随する筋肉群などが「音の高低差」に慣れてないですから、効率良く可動させるために、この「息モレのあるウラ声ホー」を発声し、その後に「息モレの無いウラ声オー」を発声する事でこれらの問題をクリアできます。

また逆に、ハードロックやメタルなどをずっと歌って来て、「声が擦れて来た」「最近高音が出づらくなった」という場合は、無理矢理、オモテ声で力任せに高音を出してたか、そもそも声帯が短く無理なく歌えていたか。。。のどちらかでしょう。 もちろんこれはざっと分けた場合で他にも要因は考えられます。

これらのタイプにも、今後無理なく高音を出せるようにするためにまずは「ウラ声の概念」「ウラ声を出す事」を覚え込ませる必要があり、やはり「息モレのあるウラ声ホー」や「息モレの無いウラ声オー」が効きます。 また、元々声帯が短くて歌えてた方は持っているものが良かったのですが、無理をして高音が出なくなった時の修正の仕方を知らないと大変です。それに年齢を重ねたりしたら高音は出づらくなりますから、今のうちから正しい発声法を知るという事は重要ですね。

 

ウラ声が出た後はどうするの?

オモテを混ぜて行きます!

まず「息モレのあるウラ声ホー」で、その方の今の高音で発声し、それがコンスタントに無理なくできたら、「息モレの無いウラ声オー」で発声します。 ここでは「息モレ」から「オ」と声にするわけですから、声帯が閉まってます。 この「息モレの無いウラ声オー」で音質を変えずに上下行をガタガタしたり、音がスッぽ抜けないように発声できるようになったら、少しずつ「オモテ声」を混ぜる事を意識していきます。

低音に向かう時は、徐々にオモテ声を混ぜるように。。。などです。

また先日出版されました「ミックスボイストレーニングで必ず歌がうまくなる」というCD付きトレーニング本にもあるように、これらの練習と平行して「反転母音のアェ」などで練習するといいです。

そうする事で、芯のある高音が出るようになります。 但し、時間がかかりますよ〜。

結局、「単なるキンキンした高音」または「細い声の高音」ではなく、「芯のある伸びやかな高音」はミックスボイスの習得の上に成り立っています。

 

高音やウラ声ばかり練習しない!

とにかくバランスです!

芯のある高音が出るようになりたいのに、高音域ばかりの開発に執着していたら、意味がありません。 低音域や中音域もきちんと練習して下さい。

また、しっかりとした「オモテ声」も発声出来るようにならなければ、望んでいた事よりほど遠い結果になってしまいますし、「オモテ声」は「オモテ声」として、しっかり発声出来なければ「オモテ声をウラ声に混ぜる」という概念が解らず、そのやり方さえもわからなくなります。

あわせてこちらの記事もどうぞ→「息モレのあるウラ声ホー・ホーがもたらすもの」

最後に・・・歌えるその日までNever, Never Give Up!

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