歌が上手くなる前に諦めますか?

ligts

シンプルに考えようと思った

前のアメブロで良く読まれていた一部のブログ記事をこちらに移しました。

昨晩は、ミュージシャンとして活躍の場を広げて頑張っている生徒さんのレッスン。

自分でも昨日言ってたけれど、「理屈っぽいから、色々と分析して納得しないとダメ」との事。
既に様々なレッスンを渡り歩き、色々と発声用語を知ってました。

けれど、体験レッスン時に「もっとシンプルに考えて、今あるクセを全部とったほうが、もっと良くなる」と伝え、例の「ベルカント唱法」という本を薦めてみました。 色々と参考になるミュージシャンの情報なども併せてメールしてみたところ、後日、レッスンでやった事が効果出て腑に落ちた、そしてシンプルに考えると連絡くれました。

それから暫く経って、ベルカント唱法を読み終えたとの事で昨晩から通常レッスン開始。 クセが結構ありますが、クセをとる事が大変な事も納得済みですから、一生懸命発声を頑張ってくれました。 また、元々歌ってきているので発声する事への抵抗がないので、実によく声が出ます。

ただ、私もよく注意された「声が重くなっている」状態もチラホラ見受けれ、音を延ばすとき、ついつい声量を出そうとする事で必要以上にオモテ声が多くなってしまいます。 これがマットになる原因。 こうなるとビブラートはかかりません。

因みに「必要以上に」とあるので、「オモテ声がいけない」のでは無いので注意して。 結局、オモテ声は必要。 ま、これはまたの機会に。(いや、ブログで散々書いてます)

話を戻すと。。。これも「オモテを強くしないで」とアドバイスすると、すぐ気持ちを切替えて良い状態に。 最後に、今回のお題は「アェ」の母音で1オクターブの行き来を素早く発声する事。コツは「反転母音の発音」。

彼は、昨日初めてやりましたから、まだまだですがコツを掴んだようです。 すぐ出来るようになるでしょう。

私の場合ですが、初めてレッスンでコレをしたとき、先生に「全然無関係な発声をしてるよ」と呆れられました(笑) しかし、この発声も出来るようになった後、どんどん音質が良くなりました。 今でも私自身の練習でこれは欠かさずやります。

そう、練習が合っていれば絶対により良くなりますから、諦めないでやって欲しいと思います。

 

絶対に上手くなりたい!という気持ちが原動力

さて、この「諦める」という事。。。

彼はレッスンを終えて「絶対に上手くなりたい。 この絶対に上手くなりたい!という気持ちが原動力になっていると思う。 本当にシンプルに考え、そして諦めなければ上手くなると思う」と力強く話してくれました。

これはミュージシャン志向だから当たり前じゃない!と思いますか? もちろんミュージシャン志向なら、目標を高くするのは当たり前。 でも、音痴を治したい、換声点を克服したい。。。という目標があるなら、プロ志向、アマ志向は一切関係ないです。

 

くじけそうになった時こそ「どう考えて」「どう行動するか」じゃないかな?

くじけそうになった時、ネガティブに・・・

  1. 「もう自分には才能ないかもしれない」
  2. 「やっぱり元々アマチュア志向だから、こんな熱心なレッスンは重いや」
  3. 「カラオケで今より歌えればいいから、下手でもいいや」
  4. 「もう、仕事で忙しいし、練習しないとダメなレッスンは嫌」

と思いますか?

くじけそうになった時、ポジティブに・・・

  1. 「この1曲でも絶対に歌いたい。 だって長年の夢だから」
  2. 「いつでも歌えるように、問題点がハッキリしてるから、絶対に克服する!」
  3. 「音痴って絶対に言わせない! 音程は絶対にとれるようにしたい! 」
  4. 「趣味でいいけど、本当に音痴で何十年と苦しんだ。このコンプレックス、トラウマを克服したい!」

と最初の頃の目標を思い出しますか?

もし前向きになり、最初の頃の目標を思い出したら、あともう一踏ん張り!  もし最初の頃の目標を思い出し「やっぱり諦めたくない!」と思ったら、思っているだけではダメです。

 

行動にうつさないと!

さて、この行動ってなんでしょうか? やっぱり、少しずつでも練習ではないでしょうか?

私もこのメソッドに出会っても、メキメキ上手くなるどころか、悪いクセがついてたのを取るだけで精一杯。 むしろ下手になった感覚でした。

いろんな感覚が喉に現れて、「喉が○○○みたいな感覚です」「イメージを○○○と浮かべて練習してますが、なかなかできません、イメージ合ってますか?」「本当に上手くなりますか?」「ビブラートって本当にかかりますか?」「換声点が潰れない気がする」とレッスン中、レッスン後も、あーでもない、こーでもないと先生に言ってましたよ。。。

正直、諦めかけました。 私はこのメソッドでも上手くならないなら、どうしよう。。。と。 でも散々ボヘミアンをしてきたので食らえつきました。

昨晩の彼は本当に力強く「感情を込めたり、スタイルの事は、ミュージシャンをやっているので自分のオリジナリティはあると思うけど、感情をいくら込めても、問題を克服するための技術面は上がらない。 そんな事が「ベルカント唱法」という本に書いてて腑に落ちた」と語ってくれました。

よく読んでね、「技術面」といっても、「無機質なテクニックの披露」という意味ではないですよ。

自分の声に深刻な問題が無いのならいいのです。 どんどん、オリジナルを追及してください。

ただ、「喉が痛い」「苦しい、張り上げてる」「もう少し楽に歌いたい」「音程がとれない」という悩みがあるなら、それを克服するために基礎のレッスン、練習はやはり必要という事です。 そう、私もこの一文でホッとしたのを覚えてます。

諦めるのは簡単です。諦めますか?

最後に・・・歌えるその日までNever, Never Give Up!

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