ついつい張り上げて歌ってしまう。。。
バンドでボーカルをやってる人ならこんな悩みありませんか?
せっかくボイストレーニングで歌を習ってるのに、バンドの練習になるとついつい声を張り上げてしまう。。。これは割と多い悩みだと思います。 解決できずに「何故だろう??」と。
私の生徒さんで多いのは「バンドメンバーにボイストレーニングに通ってると言っていない」という事実。 これ良くわかります。
「え? なんで声出ないの?」
「ボイストレーニングに通ってるんでしょ? それでもその声量?」
とメンバーに言われるのが怖いからです。
さて、スタジオで自分の声が聴こえず、ついついマイクのボリュームをフルボリュームにしてませんか? この行動心理も良くわかります。 でもこれで解決しましたか? ハウリングが起きてない?
元々のマスターボリュームや、マイクのボリュームが小さいのなら、フェーダーを上げてボリュームを少々上げるのは1つの解決方法ですが、それだけでは解決出来ない厄介な問題が潜んでいると思います。
でも、パワフルに歌うボーカリスト自体が「張り上げ」を「スタイル」と思って、あまり気にしてない。。。という事もあるかもしれませんね。 これは知らず知らずに自分の喉が壊れていくのを気がつかないパターンなので危険です。「必要以上な張り上げ」かどうかを見極めて。
また、自分の声がモニターできなければ、「吐息系」で歌いたくても、全くできませんよね。。。
ドラムのスネアがカギです!
絶対ではないですが、このドラムのスネア音がカギと思って間違いないでしょう。
ドラムのスネアの音に合わせて、ギターもベースも音を決めていきます。 ライブハウスもそうですよね? ドラマーにとってスネアの音は拘りたい部分。
でもドラムのスネアが「パーン」と大爆音で叩かれ、クラッシュ、ライドなどシンバルもバシバシ叩かれたら、ギターもベースも音をボーカルと同じく、自分の楽器の音をモニタリングしたくて、思い切り音を上げて行きます。 そしてボーカルも慌ててボリュームを上げる。。。
この時にドラマーに対して「ちょっと音を小さくして叩いてもらっていいかな?」とお願いするギターやベースのメンバーを私は目撃した事ないです。。。もちろんボーカリストも。
ここでハウリングも起きるでしょう。。。 何故か?
答えは簡単です。 ボーカルマイクやコーラスマイクが、ボーカルを含めた全楽器の音を広い、スタジオのスピーカーから出てるからです。 こうなれば、単にボーカルマイクなどのボリュームを上げても、どんどん他の楽器の音を拾うので解決にはなりません。
ドラムが全ての基準になっていくのです。
ボーカルは自分自身が楽器。
ギターやベースは「音量」だけでなく、音を増幅したり、また加工したりして音作りできます。
でもギターやベースの電気楽器と違って、ボーカルは自分の生身。。。そう、身体が楽器です。 もちろんミキサーのゲインで高音を持ち上げたり、中音を持ち上げたり、色々と出来ますが、そもそもの「音源」である自分自身の身体が電気ではないので、限界があります。
ドラマーにお願いをする。
ですから、勇気をもってドラマーに「フルパワーではなく、少し抑えて叩いてもらっていいかな?」とお願いしてみて下さい。 その時、解ってもらえないのは辛いですが、これも勉強かな。。。
では、パワフルに叩けないドラマーのストレスは? これはね。。。ドラマーは個人練習でフルパワーで叩いてもらうのです。 実際、私が音響屋に居た頃、先輩ミキサーが仰ってたアドバイスです。 この先輩もドラマーの方。
そんな彼が他にもこんな事を言ってました。
「小さいスタジオでバンド練習する時は、絶対にドラムはフルパワーでは叩かず、ボーカルに合わせないとバンドアンサンブルが崩れる。。。」と。
バンドサウンドが良いとは?
引き続き、先輩ミキサーの言葉ですが、プロのミキサーにメインサウンド、モニターサウンド創りをどんなにお願いしても、そもそものバンドサウンドがバランスが崩れているとダメ。。。 脇で聴いていても、バンドのアンサンブルがきちんとしていると音は全く違うものになる。。。と。。。
やはり、ボーカルがいるバンドでは、ボーカルに合わせたサウンド作りをする必要があります。 そしてもちろん、ボーカルだけが目立てば良いのではなく、ギター、ベース、その他の楽器を含めたトータルのバランスです。
ボーカリストも説得力のある声作りを!
確かに注文ばかり他のメンバーに言って、自分の実力アップの努力をしていなければ、やはりメンバーもソッポをむくでしょう。。。
だからこそ、私達ボーカリストも説得力のある声を作らないと!
そのために、「オリジナリティ」はボイストレーニングで無くなりはしないでので、安心して「基礎」作りをし、それを歌に応用出来るようになるといいと思います。
私も歌が嫌いになり、トラウマになったので良くわかります。
とにかく、まずはメンバー間でサウンドのチェックをしたら良いと思います。
最後に・・・歌えるその日までNever, Never Give Up!
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