新潟から頑張ってる生徒さん
今日はとても嬉しい事がありました!
新潟から毎月頑張って通ってくれる生徒さんですが、もうそろそろ2年半かな。前に中野で弓場先生のセミナーがあり、それに参加してくれて以来、レッスンに通って来てくれてます。
とても熱心。 その情熱はどこから来るのか?
話を聴くとほぼ私と同じ状況だったみたいで、YUBAメソッドに出会うまでに持っていた教則本も全部一緒(笑)。 バンドのボーカルをやっていて「換声点ショック」や、「声量」の問題に悩まされ、諸々あってバンドや一旦やめる事になったそうです。 とても辛かったと思いますね。
来た当初、予想よりは「換声点ショック」は大きくなかったのですが、レッスンを重ねて行く内に「換声点ショック」が少し大きくなりました。 また、注意するべき点が徐々に浮き彫りになり、それらを意識して改善出来たかと思えば、また後退する。。。 この繰り返しでした。
「換声点ショックが大きくなる」という事ですが、人によりますが、ざっくり説明すると、レッスンや練習を重ねると徐々に「ウラ声」や「オモテ声」が鍛えられてきます。 その際に、どちらか一方がより強く出せるようになると、段差が生まれます。
ですから、その差が「換声点」となり、最初は無かった人でも鍛える事により現れたりします。 この生徒さんも正にそうでした。
「奇跡のボイストレーニング」の「トラック5」は難しい
「奇跡のボイストレーニング」は、当たり前ですが難しいと思わない人と、難しい!と思う人と大きく分かれるでしょうね。
私も、この生徒さんも独学でやっている頃は、全くCDのように出来ないのは重々承知してましたが、それでも別に難しいと思わず、ただ「これで換声点って潰れるのかな~?」という認識でした。 理由は簡単。 注意すべき点を「本当の意味」で知らずに練習してたから。。。
が!! 実際にレッスンを受け、注意点を知って改めてトライすると「難しい!」。 この生徒さんも「難しい!」との事でした。 特に「トラック5」は最初の方のトレーニングにして、換声点を行き来する音型。
実際にレッスンすると、換声点ショックが大きくない人でも、途中でオモテ声が強くなったり、逆に声門が開いて息が漏れたり。。。など様々な現象になる事がレッスン中、見受けれます。
この生徒さんも最初の頃は出来てたのですが、徐々に色々な事を考え始めたり、声質を細かく分析する事により逆に意識して出来たり、出来なかったり。。。
この時、辛いし、大変!
レッスンは、もちろんオリジナルですから市販のCDやDVDだけをやるわけではありません。 場合によっては逆にこれらのCDやDVDをやりこなせるように様々なアプローチで1から基本をじっくりレッスンします。
歌いたいから諦めない!
新潟から、高い目標で来られているけれど、どんなに基礎といっても地味すぎるのもどうかしら? と何度も生徒さんに「曲やりましょうか?」と聴いても、「いや、発声をきちんとしたい!」と逆に断られて来ました。
もちろん私から「まだ」と言ったときもありました。
とにかくバンドボーカルをやって、身にしみているのだと思います。 バンドサウンドでも耐えられるようになり、好きな歌を歌いたいと。 フルパワーでも換声点でポキっとしない安定感が欲しいと。 よくわかる!
トラック5がキレイに発声できた!
さて、冒頭の「嬉しい事」ですが、先日のレッスンではとても良い状況だったので、久しぶりに「奇跡のボイストレーニング」の「トラック5」を生徒さんに気づかれないよに、ある音型から繋げてさりげな~くピアノを弾いたら、とてもキレイに発声出来て、私の方が嬉しくなりました!
「お〜!!! スゴイ! キレイに発声できたね〜」と私。 「ですよね? ですよね? 」と生徒さん。
もちろん、その他にも出来るようになっています! いや〜本当に2人で喜びました。 生徒さんの問題が少しでも改善されると私自身、感動します。
曲も少しずつ歌う予定。 ただ、もっと上を目指すためにもっと「足場作り」をやっていきます。 あ、これ私自身にも言ってます。はい。
(写真掲載はご本人にOKもらってます)
最後に・・・歌えるその日までNever, Never Give Up!
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