最近は、生徒さんのレッスンなどと重ることが多く弓場先生のレッスンをコンスタントに受けていなかったのですが、先日久々に受けてきました。
目的は・・・
- 「また自分の癖が出てないかをチェックしてもらい」
- 「更なる安定を目指してもっとしごいてもらいたい!」
- 「換声点」辺りでまた声が変わった。。。この方向で合っているかチェックしてもらいたい」
- 「あるソウルフルな曲のチェック」
- 「声楽の曲をご指導いただき、声量アップを計りたい」
というもの。
特に「3」は勘違いが起こると怖いです。
ずっと以前にもこの「3」についてチェックしてもらいました。
換声点を挟んで上下に行き来する発声では、確かに段々と繋がって声が出るようになっていったのですが・・・。
例えば、高音でしっかり声が出れば(息もれの無いウラ声)その「音質」を保ったまま、一気に低音まで発声する事で、途中の中音域の「換声点ショック」が少しずつ潰れていきました。 その逆の低音から高音も同じ理論です。
乱暴な言い方をすれば、高音や低音で良い質の声が出ていれば、その力を借りてるわけです。
けれど、私の換声点とされる「ラ」「シ」「♭シ」を、これだけピンポイントで発声させると、ミックスの加減がわからず、歌えないのですよ。 というより、色んな「音質」が出るわけです。 ふらついたり。
「どの音質が正しいの?」 と換声点辺りではパニックでした。
けれど月日が経ち、この換声点辺りで段々と「オモテ声」が良い加減で「息もれの無いウラ声」に入り始めて、「太い声」になってきました。
合っている方向かな。。。と思ったのですが、「ん? なんだか高音に行きづらいかも。。。」と感じるようになってきました。
そこで慌てて以前、弓場先生のレッスンを受けたら「あ、今度は重くなっているね。じゃあ、息もれのあるウラ声を出して、分離するよ」と細かいアドバイスを頂き、悪い方向に行かなくて済みました。
有難かったですね。
「ここあたりで勘違いするケースが多い。 声が太くなってきたと思うけれど、実は重くなっているだけとか。 この繰り返しだよ」とも。 これ納得。
そこで思ったのはやはり、ちゃんと発声できてない時は「辛い」「高音が出なくなる」など、身体的にも感覚的にも「気持ち悪い」という自覚があるという事です。 当たり前だけど。。。
それからはしっかり基礎を見直して辛さはなくなりました。
で、今回です。
今回は「辛さ」は無いのですが、また少し換声点辺りでオモテが入ったようで、更に音質が変わったのです。
重くはないけれど、ちょっとマットな気がして「これでいいのかな? まあ、ビブラートは自然にかかっているけれど。。。」と半信半疑みたいな状態だったので、弓場先生に確認したかったのです。
何せ、生徒さんを教えている身ですから、自分が間違っている方向で練習するなんてダメでしょ!と。
それに、私は実際に、歌が嫌いにって歌入りの曲を一切聴かない時期が数年くらいありコンプレックスの塊でしたから、この換声点辺りで勘違いを起こさずに、きちんとものにしたいという気持ちが人一倍強く、また、以前のような声の出ない状態に戻りたく無かったのです。
さて、結論から言うと「その方向で合っている」というものでした。
また自分自身の感想として、「声」は今までで一番良い出来だったかも。
弓場先生にも「今日が今までで一番いいね〜」と珍しくお褒めの言葉を頂きました。確かに、いい感じでビブラートが出て、声量もまあまあ。
あ、声楽の方と比べると声量はぜんぜん足りてません!(笑)
やはり前回と違うのは「辛さ」が無いのです。 「高音にも行ける」のです。
あと数ヶ月でやっと6年目になります。 約1年近く忙しくて通ってない時期もありましたが、今でも良くも、悪くも声が変化します。
一応はオペラの曲と、映画音楽のテーマと頂いてますが、「本当の意味で」弓場先生から、「曲をやろう!」と言われたのは嬉しかったですね。 なんだか今までより力強く、「歌っていいよ」と言われた気がしました。
そして最高に嬉しかったのは、「よくあんなに大きな換声点を潰してきたな。 大したもんだよ。」という言葉です。
だから皆さんにも伝えたいです。 諦めなければ、そして合っている方向なら換声点は潰れます! でも安定が難しい! もし本当に潰したかったら「もがけ!」「諦めるな!」「腐るな!」です。
私もこの日のレッスンで何か所か、曲で思うように歌えないところはありましたよ!
でもその時、また先生よりアドバイスをもらいました。
「曲に発声をそれなりの声量でコントロールして歌うのはまた別次元の難しさがある。ステップbyステップだよ。」と。
課題は「換声点の音で」メッサ・ディ・ヴォーチェを徹底してやる事、そして今日やった事を忘れずに練習し、とにかく声が重くならないように発声した自分の声を注意深く聴く事!
皆さんも、声が重くなってないか、口元、顎など確認してくださいね!
最後に・・・歌えるその日までNever, Never Give Up!
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