沖縄民謡と清志郎を歌う生徒さん

2015-06-29 清志郎を歌う生徒さん沖縄民謡はいい感じに

今回の大阪レッスン、熱心にトレーニングを受けている方の一人に沖縄民謡を習われている方がいます。

今回はとても良い仕上がりでした。

バンドでボーカルをやっていただけあって、自由にビートルズとかをワンコーラス歌ってもらった事がありますが、シャウトする時にアゴが上がる、母音で張り上げてしまう。。。等の現象があるものの、逆にそれが「らしく」聴こえて、渋いボーカルです。 私も張り上げてたな~。

で、今はバンドを続けながら、沖縄民謡も習われ、三線も練習している、かなりお忙しい方です。

私がとにかく感心するのは、本当に素直にアドバイス通りに頑張っていらっしゃる事。

私と同じくらい、割とクセがありアゴが上がったり、張り上げ傾向なので「息モレのあるウラ声」「息モレの無いウラ声」を発声するときは、大変だったろうと思います。私はボイストレーナーとして、その癖に目をつむる事は出来ませんから、発声の度にいちいち細かく注意しました。

「うーん、あまり注意すると悪いかな」と私が、注意する事を止めてしまえば、何のためにYUBAメソッドをやっているのか。。。そして「楽しさだけを優先」すると、多分徐々に喉を壊してしまうでしょうから、私も心を鬼にしました(笑)

でも本当に嫌な顔1つせずに、頑張り、今回本当に良くなっていました!

「息モレのあるウラ声」「息モレの無いウラ声」もだんだんとアゴが上がらず、無駄な力が前より入らず、音色も良いです。 もちろん、癖が「0」になったわけではないですが、リセットする時間が早くなりました。 これ、徐々にやり方がわかっている証拠です。

 

ギター片手に清志郎を歌う

さて、「実は。。。。ライブで清志郎を歌う事になって、サビの最高音が苦しい」のでアドバイスを欲しいと言われました。 途中、何度か「この曲知らないですか?」と聞かれましたが、RCサクセションなどは詳しくないので「知らないですね~」と私(笑)

生徒さんの歌声をチェックすると確かに、こういう曲になると癖が出ますね。 でも、発声練習をどう活かすかを改めてアドバイスし、どこの箇所で張り上げるのかを伝え、その張り上げをしなくても息の量やスピード、裏声、協力筋の問題で解決する事を説明しました。

ただ、当然ライブ当日はこれらが上手に作用するとは限りません。 何せ、そんなに簡単には強い癖は直せないし、歌に反映するのは難しいからです。そういえばメンバーはやはりキーを変えたくないという事でした。 うーん。

なので、アドバイスをしつつも、本番まで時間が無いので、とにかく当日クリアできる安全なやり方を伝授。そう、アレンジですよ。

それにしても、ギター片手に歌う生徒さんはサマになってましたよ~。

沖縄民謡と清志郎。。。両方とも本番クリアできますように。

※ 写真掲載は生徒さんにOKもらってます。

最後に・・・歌えるその日までNever, Never Give Up!

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