今日は、遠方から来られた方のレッスンでした。
悩みは。。。。
- 声がこもる。だから、声が通らない!
- 声がひっくり返る。
- 声が低くて嫌!
と言うもの。
これらの悩みから、「自分の声が嫌い!」という事で切実に悩んでいる様子。
「自分の声が嫌い!」この悩み、本当に良くわかります。
私も随分悩みましたし。。。
彼女とはひょうんな事がご縁で知り合いになりました。
たまたまボイストレーニングのインストラクターをやっている事を話したら、「是非、レッスンを受けてみたい!」と連絡を後日いただき、体験レッスンをする事に。
2時間のレッスンでした。
さて、声がこもる原因は色々とありますが、彼女の場合は「声門が閉まっていない」と言う事が原因です。
彼女の声は低く、ハスキーでなかなかセクシーです。
ある外国の方も彼女の声を聞いて「セクシーだよ」と言っていたのを覚えています。
ですから、声門をしっかりと閉めれるようになったら、こもった声ではなく「しっかりと通る声」になり、更に良い声となり、歌を歌ったらなかなか雰囲気のいいボーカリストになるのでは?と想像します。
深くてビロードっぽい感じになるのでは?と。
’60~’70年代の洋楽ロックに詳しく、自宅でミュージシャン仲間とセッションをする事が多いらしいので、是非、歌う事にもチャレンジしてもらいたいと思います!
肝心のレッスンですが、最初はついつい色々な話で盛り上がったのですが、きっちりとやりましたよ。
- 息漏れのある裏声「ホー」を現段階で無理なく出る最高音で発声。
- 息漏れのある裏声「ホー」のまま高音から1オクターブ下がる事を繰り返し発声。
- 息漏れの無い裏声「オー」で高音から1オクターブ下がる。
- 中音域、低音で息漏れが始まるため、低音での表声のチェック。「ア」「イ」「アェ」で発声。
- 中音域・低音でゆっくりとスタッカート。
- 「奇跡のボイトレ」を一通り全部発声!
ビックリしたのは、話す声は低い声なのですが、息漏れのある裏声の「ホー」を発声してもらったらHiHiA or ♭Bまで出るではないですか!
そして、息漏れの無い裏声「オ」でも同じ高さまでしっかりと出ました。
しかも、息漏れの無い裏声での高音は綺麗な声でした。
ここで「高い音域ではしっかりと声門が自然に閉まる」事が確認できたため、このまま息漏れの無い裏声で一気に声門を閉めたまま1オクターブ下がるようにアドバイス。
けれど、やはり漏れる!
そこで「ア」や「イ」などで、スタッカートや表声の強化をしました。
「息漏れ傾向」の方は皆さんそうですが、やはり「表声」を出すのは大変そうでした。
特に「ア」は発声しづらそうでしたが、「イ」だといい感じ。
また、早くスタッカートをするとまだまだ息漏れが強いため、ゆっくりと「確実にしっかりと閉める」という意識をしてもらうと、何回かは声門がしっかりと閉まったハッキリとした音質が聴こえました。
また、本来であれば「エッジを効かせすぎて、”アア””””””と発声すると喉を壊すのでNG」とアドバイスしますが、単に「息漏れ傾向」というのでは無く「その傾向が強い」場合には、逆にこれくらいのイメージでやって「やっと声門が閉まる」という場合が多いので、最初はこれくらいの感覚をすすめてます。
もちろん、当然、これが完成形の音質ではなく練習している中で「良い感じで声門が閉まってきちんと声になっていることが確認できたら、今度は、そのイメージを止めて自然な音質で声にする」事をアドバイス。
合わせて、「やりすぎ」にも注意するようアドバイス。
最後に「奇跡のボイトレ」を発声してもらいましたが、中音域あたりは思ったよりも良く発声でき「声が上ずってしまう」という事が無く、素晴らしかった!
とにかく、フォームが大事なので、そこを細かくチェック。舌の位置も大事ですね。
最後の方は、声門が最初よりは少し閉まりやすくなっていました。
今度はニール・ヤングの「Heart of Gold」をチェックしてもらいたい!と希望がありましたので、チェックする事に。
2時間お疲れ様でした!
※写真はブログ掲載を本人に了解得ています。
最後に・・・歌えるその日までNever, Never Give Up!
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