音痴にはまず2つある。
以下にその2つを挙げます。
- 感覚性音程音痴
- 運動性音程音痴
以上です。
ここをまず抑えておきましょう。
感覚性音程音痴とは?
簡単に説明するとすれば、音程の高低差/リズム/拍子がハズレている事に本人が全く気がつかない。。。という事。
運動性音程音痴とは?
音程の高低差/リズム/拍子はハズレている事に本人は気がついているが、発声する際に必要な運動機能がうまく機能しないというもの。
運動性音程音痴には「8つのタイプ」があるとYUBAメソッドでは考えています。
- Type A 出だしはずれ
(出だしははずれるが、歌っていくうちに音が合わせられる) - Type B 途中で脱線
(曲の途中ではずれてしまい、そのまま音程など元に戻せない) - Type C 合ったり、はずれたり
(自分の歌いやすい音域なら合うが、それ以外の音域だとはずれる) - Type D 音にぜんぜん合わせられない
(充分に音の高低差があるにもかかわらず、高くなったり低くなったりする) - Type E 平行はずれ
(メロディーは合っているが、キーがあっていない) - Type F 一本調子
(音の高低さがほとんどなく、歌ってしまう) - Type G 換声点発声バランス失調
(ウラ声とオモテ声の変わり目で声がひっくり返り、バランスが崩れる) - Type H 複合タイプ
(A〜Gまでが複合したタイプで、またリズムやテンポが合わないのも含む)
ほとんどの人が運動性音痴の可能性がある
8つのタイプを改めて見て「あ、自分はこのタイプだ!」と思った方も多いのではないでしょうか?
もしどれにも当てはまらず「そもそも、自分ではハズレている事に気がつかないけれど、人から音痴と言われる。もしかしたら感覚性音痴かも?」という方は、自己判断せずに、医療機関できちんとチェックしてもらって下さい。
ただ「自分は感覚性音痴かも」「遺伝だから仕方がない」「先天性の音痴」と諦めている人でも、ほとんどの場合は「運動性音痴」である可能性が高いようです。
音痴は結局治るの?
「運動性音程音痴」の場合、正しく発声トレーニングを行えば改善されます。
上記にも挙げたように、8つのタイプのどれかをトレーナーが分析し、それを改善するためのトレーニングをします。 ただ、やはり本人が「音痴を絶対に治す!」という意志がまず大切と私個人は思います。
やる事は地味ですから。。。
とにかく長年の「音痴」というコンプレックスを払拭するには「輪状甲状筋の働き」「閉鎖筋群の働き」「声帯筋の働き」などを、生徒さんのその時々の状況に合わせてトレーニングしていきます。 「ホー」「アー」「オー」など地味な発声が続きますが、これら1つ1つの働きを良い状態にさせる意味がきちんとあるのです。
どれくらいの期間がかかるの?
まず、人それぞれスタート時の状態が違います。 また、本人の練習の取り組み方でも違いますから、一概に「これくらいの期間」で治ります!と強く断言は出来ません。
場合によっては1時間くらいで改善するケースもあります。 しかし、これは簡単な。。。本当に簡単な曲でトレーニングをした場合で、且つ、この事が定着するまでは少し時間がかかると思います。 ただ、1時間のレッスン中に音程などが簡単な曲でも合うようになる事は本人にとってはとても嬉しい事と思いますから、この成功体験をキープする事でモチベーションアップとなり、意識や練習への意欲が更にアップすれば、良いスパイラルが生まれて良い方向に加速すると思います。
また「換声点ショックが非常に大きいケース」や、「極端に呼気圧が低いケース」等は、もう少し時間がかかると思います。
「換声点ショック」について、私も非常に大きいほうでしたのでよくわかります。
「音痴は治らない」「音痴矯正のレッスンは地味」「何度トライしても上手くならない」と思っている方は、すぐ諦めてしまうのではないでしょうか? 「音痴を治したい! 長年の悩みから抜けたい!」と本当に本当に思っていますか?
何でも体得するのは時間がかかります。 でもしっかりと正しいトレーニングを受け、練習すれば良くなりますよ!
最後に・・・歌えるその日までNever, Never Give Up!
YUBAメソッド認定voiceインストラクター KiKo によるボイストレーニング!
・年齢・初心者・プロ志向も関係なく、いつまでも喉を痛めず楽しく歌いたい。
・声ひっくりかえる。
・楽に高音や低音を出したい。
・声量がもっと欲しい。
そんな悩みを解決するボイストレーニング
~ Voice☆花伝 ~
◇ Voice☆花伝 HPはこちら